ワールドカップ史上稀に見る死闘

1986年メキシコワールドカップ決勝はアルゼンチン対西ドイツの一戦となりました。
アルゼンチンはここまでマラドーナが獅子奮迅の大活躍、相棒のブルチャガ、バルダーノも絶好調、
対する西ドイツはルンメニゲ、マテウスが、攻撃を牽引、好ゲームが期待される一戦でもありました。
試合が動いたのは前半です。攻撃陣が好調なアルゼンチンがマラドーナを中心とした攻撃で前半戦2点のリードを広げます。
しかし相手はゲルマン魂で幾多の困難を乗り越えた西ドイツ、そう簡単に蒔く引きはさせてくれませんでした。
後半開始早々ルンメニゲのゴールで1点を返すと続けざまに今度はコーナーキックから途中出場のフェラーがゴールを決めて2対2の同点、
試合はその後アルゼンチンの怒涛の攻撃を西ドイツが誇る強固な守備陣が封じ、
アルゼンチンもまた、マテウスを中心として攻め上がる西ドイツを体を張ったディフェンスで迎え打ち
勝負はそのまま延長戦かと思われた試合終了間際にドラマが訪れます。

ドラマの主役はやはりマラドーナでした。
中盤で、必死のボールキープを見せて相手ディフェンスを引き付けたのち前を走るブルチャガに絶妙なスルーパスを供給、
オフサイドギリギリで抜け出したブルチャガは西ドイツのゴールキーパー、シューマッハー
交わし西ドイツゴールにボールを蹴りこみます。
少ない残り時間にも関わらず西ドイツも最後の意地を見せますが、力及ばず、アルゼンチンが2度目のワールドカップ制覇を達成しました。